六・二一事件

六・二一事件とは、大ぶらうん帝国の内紛。
またの名を「結婚相談所事件」。

概要

立派な職業軍人だったでぃーとりっひ軍需大臣は、愛する人ができすっかり幸せのど真ん中に。惚けまくったがゆえに皇帝陛下はおろか退位したはずのぶらうん3世殿下まで苦言を呈する事態になる。
しかしそれだけで帝国軍人は止まらない。武暦251年6月21日午前7時ごろ、軍需大臣は堂々と「ラボラールブルグ結婚相談所」の看板を官吏町の帝国政庁ビルに掲示したことで国内は動揺。

帝国領琴海=三浦連邦から佐賀方面へ向かっていた皇帝陛下は気づかず、勉学の合間に情報確認をした殿下が初めて気づかれた。

殿下は午後のレッスンを猛烈な早さで終わらせる傍ら、ラボラールブルグまでの飛行機を手配。6月21日午後2時過ぎに大瀬戸・雪浦県を発たれたのち、5時前にラボラールブルグに到着。不在の皇帝陛下に代わり看板の撤去を敢行。でぃーとりっひ閣下を反省室に送り反省を促した。

でぃーとりっひ閣下は後述する殿下の悲痛な請願を受け入れ、自重を宣言された。
そして結婚相談所の看板は、赤座宮に持って帰られた。

逸話


  • 内務省は「#美しきわが国を取り戻せ」というスローガンを発表。帝国内で一時100万件近い反響をもたらした。

  • 6月21日午後には、結婚相談所の看板の近くにロシア語で表記された帝国国号の落書きがなされた。即座に消された。

  • 殿下は「青春すぎて泣きかけた。つーか泣いた。」と悲痛な胸の内を明かされ、自重するよう促された。

大ぶらうん帝国公式

ーこれはネットの海を漂う小さな国の奇譚ー

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