BC-1特殊戦闘車
BC-1特殊戦闘車とは大ぶらうん帝国陸軍が1934年に製造した特殊戦闘車[1]である。
- 全長 3.1m
- 全幅 1.7m
- 全高 1.8m
- 重量 600kg
- 陸上速度 60km/h(70km/hとの記述あり)
- 海上速度 20km/h(競技用改造車は80㎞km/h)
- 行動距離 300km
- 主砲 13mm機関銃×1
- 副砲 7.7mm小銃×2(車内に装備)
- 装甲 乗員室、機関室は20mm、それ以外の区画は10mm
- 乗員 2名もしくは3名
概要
山岳地帯や狭小道路を突破できる車両として、また騎兵や歩兵への随伴も目的として製造された。製造にあたっては小型のボートに屋根と機関銃をとりつけただけの簡易的な構造にすることで大量生産を可能にした。[2]が、この簡易化は車両品質の低下という最悪の形でもってかえってきた。また山岳地帯での運用を想定しておきながらなぜかキャタピラを搭載しなかったことでぬかるみにはまり抜け出せなくなったり障害物を乗り越えられなかったり、さらには無理して小型の車体に搭載したターレットリング式の機関銃は機動力を奪い、砲塔のように回るわけでもなく、可動域は狭く、一応第二次試験車では砲塔っぽいものを搭載したがよく考えればこれを作り続けるより戦車を製造したほうがいいし、なにより仏軍がベスパ150 TAPという帝国陸軍の需要のど真ん中を突く車両を製造したので便乗してBC-2形が作られこの車両の計画は破棄。処分すら面倒だったのか普通のボートに戻り余生を過ごしたものや何に使われるともなく放置された車両も存在した。
なお、バタケール反乱のとき、一部車両が独立軍に抑えられ、改造されて戦闘ボートとなった。帝国海軍の小型艦艇にダメージを与え、しまいには回転式バズーカを搭載し高速で艦艇に接近してバズーカをぶっ放す物騒なボートに進化したがCOIN機より非正規戦闘兵器なこのボートは砲撃せずとも機銃照射で打撃を簡単に与えられたためすぐに使われなくなった。
戦後、ボートに改造されたものは解体処分となり、ソックナの船舶整備場には改造途中の車両が大量に置かれていたという。なかには機雷を敷設できるものもあったという。一部の車両はソックナの入り江の最深部に沈めて処分したという。これらの残骸はいまだに入り江に残されているという。
陸上兵器としては大失敗の部類に入るが、水陸両用の戦闘車両に化け、国内で確認された最後の機体は1975年まで軍装備として登録があったという。
現在も10〜30隻程度が民間用ボートとして残存しているといわれている。
うち6隻は小型化改造の上塗装、競技用として大ぶらうん帝国競艇・競馬機構にて保管されている。
脚注
[1]
当時の大ぶらうん帝国陸軍において、主に非正規戦闘に供される車両を特殊戦闘車と呼んだ。
[2]
車両のベースをボートにした理由としては、ここにある泥地で車両が沈没しないようにするためや水陸両用艇に改造する狙いのほかにも当時大量に製造され余っていた内火艇を有効利用すべくこれらを改造して製造する計画があったためといわれている。
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