三・二暗殺未遂事件

三・二暗殺未遂事件とは、大ぶらうん帝国11代皇帝、ぶらうん3世殿下が本格的に死にかけたできごとである。

概要

ぶらうん暦251年(以下・武暦)3月2日(西暦と同じ)、午後6時ごろ、ぶらうん3世殿下はいつものように散歩に出かけた。

既にあたりは薄暗く、上着を羽織ってカメラを持って出かけた殿下は予定より数分遅れて鴎離宮を出られ、いつものコースへと向かわれた。

そしてラボラールブルグ城の門をくぐった時、目の前にいのししが出現。殿下のことはアウトオブ眼中だったが、あまりの衝撃に目を凝らし、そして固まられた殿下。すぐにそれがいのししであること、そしてこちらに気づいていないことを理解されると猛ダッシュで逃げられた。

軍は訓練に明け暮れ、親衛隊も知らず、大臣もおしごとをしているそんな暮れ方、誰も知らないところで勝手に死にかけた殿下であったが、報告後、そのいのししは仕留められることもなかった。

いのししに遭遇したら?

まず今回の場合は殿下に気づくこともなく数メートル前を横切り、いのしし側からすれば建物の陰で陛下が見えない状態になったので陛下はダッシュされましたが、これは特殊な例で、本来ならゆっくり後ずさりするのが適切。声を出したりしてはいけません。

殿下もそのことはわかっていたようで声は出さずサイレントダッシュされたとのこと。

あとは背中を見せないこと。
このあたりの対策は猿とエンカウントした場合にも十分使えます。猿の場合は目を合わせてはいけません。

とにかく、基本的にいのししもビビることがありますので、こちらは何もしないことを示すことが必要です。
手を上げたり、石を投げたりしてはいけません。動物保護の観点とかではなく単に襲ってきます。
そしていのししの活動時期はなるべく夜出歩かないこと。いのししがいることを確認しやすいからです。

さいごに、里山で暮らすということはこういうことです。安易な気持ちで田舎暮らしをしようとしないこと。生きるために、大切なことがあります。


草むらにはサンダルや半ズボンで入らないこと、山や川に不用意に入らないこと
そして現地人の言うことに従うこと。慣れるまではよく見る自給自足生活はやめましょう。あと作物も害獣に食われたり霜でだめになったり台風でだめになったりするので家庭菜園は、計画的に、余裕を持って、育てられる方法で、育てられる範囲のものを育てましょう。

以前すいかを育てたものの、甘くないふつうの瓜を生成してしまった私がいいます。

おすすめはへちまや二十日大根やぷちトマト。このあたりは水をあげるとちゃんと育ってくれますし、へちまはグリーンカーテンに使え、体を洗うスポンジのかわりになってくれます。ぷちとまとは彩りを加え、二十日大根は辛味を加えます。このへんは作りやすいです。果物は全般難しいです。ローマは一日にして成らず。


ということで、田舎暮らしは、やめておいてください。

遊びに来るくらいがちょうどいいよ。

大ぶらうん帝国公式

ーこれはネットの海を漂う小さな国の奇譚ー

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